FKエコグループのエコシステム(福井市、加藤信孝社長)は、大型破砕機と高度選別が可能なラインをリニューアルした。6月以降、本格的な受け入れを開始する。
新しく設置した2軸破砕機・振動スクリーンと選別ラインは、リョーシン製で廃プラを対象にすると日量191トン処理できる。木くずの破砕は、日量488トンと同229トンの合計717トン処理が可能になった。
選別のフローは、粗破砕後に風力選別機を2基組み込んだ。日量192トンの処理能力がある。軽量物と重量物の搬送するコンベヤが各2本あり、手選別コンベヤも導入してリサイクル率を高めた。
混合廃棄物は、可燃物と不燃物に分けられて、可燃物はFPRの原料になる。処理対象の種類は、廃プラ類、紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくず、金属くず、ガラスくず、コンクリートくず(工作物の新築、改築または除去に伴って生じたものを除く)および陶磁器くず、がれき類。
福井県では、北陸新幹線の敦賀延伸が1年遅れの2024年になった。土木建設工事は進展するも、木くずの発生増はこれから。現在、同社の生産する木チップは、製紙など多数のボイラーに供給しており、コロナ渦以降の増加の対応が今から必要になっている。
同社は、グループのRPF製造もサポートしてきた。グループは、解体工事業を主事業とするエコマスターと産廃の収集・運搬を手掛けるエコロジス。エコ・クリーンとエコクリーン・アイは、エコシステムで破砕・選別したものを原料として、RPFを製造している。RPFと燃料用木チップを販売するエコテック、越前夢ファームの合計7社から成り立つ。
グループの強みは、エコ・クリーンとエコクリーン・アイが製造するRPF品質の高さ。エコ・クリーンが製造するRPFは、JIS認証を取得しており、需要家からの評価は高い。月4500トン生産している。
(※循環経済新聞6月14日号より抜粋)
【粗破砕機FR2000】
用途:一般廃棄物、産業廃棄物、廃プラスチック 等
特長:粗破砕機FR2000は、多様な材料に対応できるよう開発された革新的、かつ堅牢度に優れた破砕機です。高い破砕能力に加え、革新的な技術により日々のメンテナンスを軽減、またメンテナンスの低コスト化も実現しました。少量の破砕から大規模なボリュームの破砕まで、幅広いニーズに応える事が可能です。
【振動選別機】
用途:一般廃棄物・混合廃棄物、粉砕ガラス、廃プラスチック、木材チップ・パウダー 等
特長:標準デッキ(直線形状)の他に、独自のバナナデッキ(カーブ形状)タイプがあります。投入口手前側は傾斜をつけることにより、材料を速く送り出すことで処理量を稼ぎます。また、独自の振動技術によりマットに効果的に波動運動を起こさせ、最大50Gの高加速度で分離させることで、湿気・粘着性のある材料の目詰まりや付着を防ぎます。
【風力選別装置SDS】
用途:産業廃棄物、建設系廃棄物、焼却灰、金属、ガラス 等
特長:SDSは、多種多様な材料を大容量かつ高精度に選別する風力選別機です。サイズの大きな材料、重量物もしくは軽量物の比率が高い材料、高湿性の材料などの、選別が困難とされる材料にも対応することが可能です。独自の吸引技術でダストフリーを実現、粉塵の出ない万全な作業環境を提供します
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【リョーシンの使命】
私達リョーシンは、人材不足がリサイクル業界の最大リスクと考え、
人手を掛けずに大量選別できるプラントを提案することで、
お客様と一緒に問題解決に取り組みます。
国内・海外を問わず様々な破砕機・選別機メーカーとパートナーシップを組み、
それらの機器を組み合わせ、お客様のニーズに合わせた
最適なリサイクルシステムを構築します。
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