高精度選別でリサイクル率も収益率もUP!
資源のムダを減らすリョーシンの高性能設備
NO.24
「粗破砕機:FR2000」
「振動ふるい機:BIVITEC1000×4」
「光学式選別機:Finder1800」
「二軸破砕機:M85SD」
三重県四日市市 S社
S社様は2021年に県内トップクラスの処理能力を誇る複合産廃処理施設を完成されました。受入品目は、廃プラ類、ゴムくず、金属くず、ガラス陶磁器くず、がれき類、鉱さい、紙くず、木くず、繊維くずの9品目です。さらには、漁網やゴムロールといった破砕困難物の受入も可能となる設備です。
処理フローのご紹介
品目が多く投入量も大きいプラントでは、処理量を多く稼げてもその処理精度が落ちれば効率が悪くなり意味がありません。
そのため、私たちリョーシンからは「大量処理&高精度選別」を旗印としてプラントのご提案をしました。
フローと機器の紹介いたします。
①粗破砕機(FR2000)&振動ふるい機(BIVITEC1000×4)
まずは粗破砕機(FR2000)を使用し、運ばれてきた混合廃棄物を200mm程度の大きさに破砕します。初めに粗く破砕することでサイズのバラつきを軽減し、選別精度を高めることができます。
次にウレタンスクリーン搭載の2段式振動ふるい機(BIVITEC1000×4)にかけることで「10mm以下」、「10~70mm」、「70mm以上」の3つのサイズに分別します。そして、「10~70mm」、「70mm以上」の物はそれぞれ磁選機を通り鉄が除かれ、その後「10~70mm」のラインではアルミセパレーターでアルミが回収されます。
②光学式選別機(Finder1800)
手選別ライン通過後はメタルセンサー搭載型の光学式選別機にかけられ、人の目では識別できずに取り逃された有価金属も漏れなく回収することができます。金属類はグループで培ってきた経験からナゲット化など付加価値を高める工夫も行っています。加えて、可燃系ゴミについては、塩素系可燃物をうまく取り除くことでセメント工場や製紙工場向けなどのRPFやフラフ燃料を製造できるメリットもあります。
③破砕困難物専用の二軸破砕機(M85SD)
上記のラインとは別に、漁網やフィルムロール、ロープなどの破砕困難物専用に破砕する二軸破砕機(M85SD)を導入されました。特徴は、破砕時の負荷に応じてトルクが自動調整される点にあります。従来の破砕機では、破砕困難物が投入された場合、反転を繰り返してしまい処理量が劇的に落ちます。しかし、この二軸破砕機は負荷を自動検知し、高負荷のかかる材料の場合には低速回転となり、二軸から生じる高トルクで対象物を破砕できます。この様にS社様では、他社では破砕不可能な物も積極的に受入れて破砕・選別し、資源のリサイクルを推進されています。この点もS社様の強みとなっています。
導入後のお客様の声
導入から半年以上が経過した今、お客様に感想を伺いました。
「処理能力も選別性能も高い為、リサイクル率が良くなっている。最終処分の費用も抑えられ、また資源を有効活用するという経営理念を達成できている。特に金属類の回収率も満足できる数値で、売上にも大きく寄与している。」と評価頂いております。
さいごに
リョーシンでは、機械類の導入後もお客様が安心して満足できるよう迅速で誠実なサービスを行っております。弊社製品にご興味のある方、既存のプラントでお困りごとがある方はどんな些細なことでも構いませんのでご相談ください。