リョーシン(富山市)は3月から、オランダのTA-PO(ターポ社)と日本国内の独占契約を締結し、鉄のリサイクルに特化した高精度金属選別機「TA-PO(ターポ)選別機」の取り扱いを開始した。手選別作業を削減し、高純度な鉄を回収するとともにミックスメタルの価値向上も実現。省人化に大きく寄与するものとして、スクラップ業界への提案を進めていく。
同機は、磁力選別後のミックスメタルから「100%磁性体(クリーンFE)」と「一部磁性体(FE+MIX)」を選別。クリーンFEの銅含有率を0・3%以下にまで低減し、グレードの高い鉄を回収できる。従来は人手を使って分けていた不純物(モーターコア、銅線等)の除去を機械化することで、作業人員の削減にもつなげる。
また、除去したFE+Mixについても、銅等の割合が増えるため、より高価格での販売が可能になる。消耗品が非常に少ないため、メンテナンス性に優れている点も特長だ。
製品は2機種あり、1時間当たりの処理能力と機械寸法は、▽「TA-PO600」=最大4㌧、幅1820×長さ4775×高さ3630㍉▽「TA-PO1000」=最大40㌧、幅1660×長さ1万790×高さ3400㍉--となっている。
(※循環経済新聞2023年4月17日号より抜粋)
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【リョーシンの使命】
私達リョーシンは、人材不足がリサイクル業界の最大リスクと考え、
人手を掛けずに大量選別できるプラントを提案することで、
お客様と一緒に問題解決に取り組みます。
国内・海外を問わず様々な破砕機・選別機メーカーとパートナーシップを組み、
それらの機器を組み合わせ、お客様のニーズに合わせた
最適なリサイクルシステムを構築します。
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