会社にとって大きな投資となる、機械の導入。
最も検討すべきポイントは十分な投資対効果が得られるかではないでしょうか。
今回は、リンドナー社製一軸破砕機の省エネルギー性能と処理能力の高さについてご紹介します。
【目次】
1.リンドナー社の一軸破砕機の”凄さ”をご紹介 Vol.1,2 |
2.一軸破砕機を選ぶポイント |
3.高い省エネルギー性能 |
3-1.電力の消費を抑えるフライホイール |
3-2.全自動で省エネを叶える大型インバータ |
4.時間処理能力の高さ |
5.実際に使用された企業様の声 |
6.まとめ |
1.これが世界の最先端だ|リンドナー社一軸破砕機の”凄さ”をご紹介 Vol.1,2
この記事では、全3回に分けてリンドナー社の一軸破砕機の特徴を紹介しています。
3回目の今回は、「突出した効率的かつ能率的な機械設計」についてご説明いたしますので、ぜひご覧ください。
↓1回目の記事リンク↓
「これが世界の最先端だ|リンドナー社の一軸破砕機の“凄さ”をご紹介Vol.1」
↓2回目の記事リンク↓
「これが世界の最先端だ|リンドナー社の一軸破砕機の“凄さ”をご紹介 Vol.2(全3回)」
2.一軸破砕機を選ぶポイント
これまでの記事では、耐久性や安全性、作業性についてご紹介してきました。
ただし、会社にとって大きな投資を行うわけですから、検討すべきポイントとして導入した装置が投資に見合うパフォーマンスを発揮するかどうかも重要です。
装置の本質的な価値や投資効果を見極めるためには、イニシャルコスト、ランニングコスト、そして処理能力(能率)を複合的に見極める必要があります。
具体的に表現しますと、『1トン破砕処理するのにいくらの電気代が必要か』『1トンの破砕処理に何分掛かるか』が大きな要素となります。
その時にぜひ意識していただきたいポイントは以下の2点です。
・装置の省エネルギー性能
・時間処理能力の高さ
この2点が優れている装置が採算性の高い機械となり、事業計画に組み込むべき装置です。
装置検討の段階では目に見えにくい部分ですので検討から外れやすいのですが、毎日の利益に関わる部分で非常に重要なポイントとなります。
リンドナー社の一軸破砕機は特にこの点に優れているため、世界のユーザーに認められ100か国以上に、5000台もの販売実績があります。
ここからはこれらのポイントについて詳しくご紹介していきます。
3.高い省エネルギー性能
あまり知られていませんが、一般的に販売されている殆どの破砕機はこの省エネルギー対策がされていません。省エネルギー対策を施しているメーカーは世界を探しても3000台以上の販売実績を持つ一部の一流メーカーだけです。
その中にあって、実際にEU圏で競合することが多い一流メーカーと性能を比較しても、リンドナー社の一軸破砕機はトップの省エネルギー性能を持ち、電気使用量を抑えることができます。
リンドナー社の一軸破砕機の省エネルギー性能は非常に高く、省エネルギー対策を施していない一般的な破砕機と比較すると、電気使用量を30%以上抑えることが可能です。
【電気使用量が30%抑制される場合の電気代の比較】
A社(EU圏メーカー) | リンドナー社 | |
1年間の電気使用量 | 768,000kwh | 537,600kwh |
1年間の電気代 | 23,808,000円 | 16,665,600円 |
※動力は両社同じ320kw、年3,000時間の稼働、電気料金は全国平均の31円/kwhにて計算
1年間(3,000時間当たり)の電気料金で700万円以上も削減することが出来るのです。
なぜ、このような省エネルギー性能を有しているのでしょうか。
それには下記のような2つの特徴があるためです。
・大型のフライホイール
・大型インバータ
3-1.電力の消費を抑えるフライホイール
リンドナー社の一軸破砕機に搭載されているフライホイールは非常に大きくて重量があり、回転刃とフライホイールは連結されています。
そのフライホイールは、一度破砕機を稼働して無理やり電気を止めた場合でも、フライホイールの惰性の力だけで30分以上回り続けるほどの運動エネルギー(慣性)を持ちます。
慣性の力で回転を補助する事により3つの大きなメリットがあります。
1つは単純に、慣性がシャフトの回転を補助する事です。モーターを助け、モーターが必要とする電気量を抑える効果があります。
2つめは、材料が投入されたときのシャフトに掛かる抵抗を抑える事です。抵抗が掛かるとモーター側で電流値が上がり、より電気を消費してしまいますが、フライホイールの重みがシャフトに掛かる抵抗を抑え消費電力量を抑えてくれます。
3つめに副次的な効果ですが、フライホイールの大きな慣性により破砕抵抗の増減によって生じる電流値の上下を和らげる事です。これにより一定の電流値で機械を稼働させ、ピーク電力を抑える事で契約電力量を抑える事も出来ます。
フライホイールは壊れやすい減速機の代替えとなるだけではなく、この慣性によって省エネルギー性能を大幅に引き上げます。
3-2.全自動で省エネルギーを叶える大型インバータ
リンドナー社の一軸破砕機には大型のインバータが搭載されています。
インバータはモーターへの負荷を感知し、常に最適な周波数へ細かく調整し制御します。これは全てコンピュータによって行われ、全て自動で省エネルギーな運転ができます。
イメージとしては、負荷が大きい場合はローギアに、負荷が小さい場合はハイギアへ、負荷が無い場合はニュートラルへ切り替えるような形です。周波数を調整し、最も電気使用量を少ない状態へ自動調整することで、負担の少ないスムーズな動作を可能にします。
また先ほどの大きくて重いフライホイールを始動する際には逆にその重さがネックとなりますが、インバーターでローギアからの段階始動をする事で消費電力を抑えた始動が可能となります。
大型の破砕機となりますと一発直入れ起動する場合、電力が跳ね上がり契約電気も極端に上がってしまいます。またスターデルタなどの機材も必要となりますが、インバータがそれを全て解決しています。
またインバータにもフライホイールと同様にピーク消費電力を抑える効果があり、さらに契約電力を抑えることも可能となります。
4.時間処理能力の高さ
破砕機はその名の通り破砕する事が仕事で、採算性を考えた際より仕事をしてくれる装置が価値の高い装置で、最も重要なポイントとなります。
様々な現場で実際に運用されている破砕機を見てきて感じる事ですが、同じ動力源を利用していたとしても処理能力に関してはメーカーによって非常に大きな差があります。
例えば、単純に考えますと2つの装置を導入検討し比較した時に、処理能力に2倍の差があった場合、その装置の価値は2倍になります。
ご相談頂いているお客様の中には、その2倍の価値がある装置を欲しながらも、半分の価値しかない装置を真剣に検討している方が大勢いらっしゃいました。
それほど処理能力とは重要なポイントでありながら、分かりづらく判断が難しいものです。
リンドナー社の一軸破砕機の処理能力の高さは数ある破砕機メーカーの中でも突出しています。
【処理量の違いによる電気代の比較】
A社(EU圏メーカー) | リンドナー社 | |
処理量 | 10.8トン/h | 14.4トン/h |
1トンあたりの電気代 | 735円 | 551円 |
※電気使用量は両社同じ256kwh、電気料金は全国平均の31円/kwhにて計算
1トン処理するだけでも電気料金に差が付きますので、処理量が増え、稼働時間が多くなるほどこの差は大きくなります。
前述しております、省エネルギー性能と合わせて比較すると投資効果が高い機械であることがよく分かります。
リンドナー社の一軸破砕機は様々な手法を用いて最大限の能力を発揮する工夫が施されています。
秘匿の部分もあり細かくは語れませんが、前述した「インバータ」や切断効率を上げる設計、押込み装置など様々な仕組みによって高能率な処理能力を生み出しています。
「インバータ」では、そのときの破砕室内の材料の抵抗に合わせ自動でトルクと回転数の最適化を行うことで処理能力を落とさず破砕し続けられます。
カウンターシャフトドライブやセーフティクラッチシステムなどの安全装置を搭載する事で、異物による故障を気にせず強気な高い回転数が設定でき大量処理が可能となります。
他にも、負荷に合わせ押込み装置の押し具合を自動制御で調整できることも処理能力を高くする仕組みの1つです。
時間処理能力は破砕機の本質的な価値を決定付けますが、各メーカーとの比較調査には多大な手間と時間が掛かります。
破砕機の事業計画をされる際は是非リンドナー社の一軸破砕機の処理能力の高さを是非ご体感ください。
5.実際に使用された企業様の声
実際にリンドナー社の一軸破砕機を選ばれたお客様から、多くの喜びの声を頂いております。
「他の機械より圧倒的に電気代が安く済んでいて、はやく導入すべきだったと思う」
「壊れない設計構造をしているので安心して使える。今までは、年に2~3回は故障して工場の生産が止まってしまっていた、経営的にも精神的にも助かった」
「今まではメーカーと約束していた破砕機の処理数値が出せず、泣く泣く二次委託していたものがあった。今では全て自社で処理できメンテナンスの時間も取れるようになった」
6.まとめ
いかがでしたか。
全3回の記事を通して、リンドナー社の一軸破砕機の凄さをご紹介しました。
「異物の混入に強い構造設計」「安全性と作業性に配慮した機械設計」「突出した効率的かつ能率的な機械設計」それぞれが業界の水準を大きく超えていることで、リンドナー社の一軸破砕機は世界で選ばれる機械となっています。
少しでも気になる方がおられましたら、お気軽にご連絡ください。
この記事に書ききれなかった特徴まで余すことなくお伝えさせていただきます。