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2024.6.24

Nihot社の風力選別機で廃棄物選別処理を効率化|仕組みと導入事例

コラム

風の力で材料を軽量物と重量物に分ける風力選別機。
廃棄物の選別の方法としては最もポピュラーな方法で、多種多様な廃棄物の選別に採用されています。
Nihot社は、約80年ものあいだ空気力学の研究を一筋に取り組んでいるメーカーです。
80年間研究されつくした空気力学により、Nihot社が設計する風力選別機は卓越した選別精度と処理量を誇り、その技術は世界のユーザーに求められ、今では世界35ヵ国以上に対し800台以上の販売実績を誇ります。

特に販売の多い風力選別機 SDSとSDiシリーズは、選別精度を高く維持しつつ大量処理が出来るという、技術的には相反する選別を実現しています。

風力選別機とは

その名の通り、風の力を利用して材料の選別を行う機械のことです。
連続的に材料を投入し、風で飛ぶもの、飛ばないものを材料の比重によって分類します。
機械によって仕組みが様々であるため、選別できる材料やそのサイズ、時間あたりの処理量が機械ごとに異なります。

風で飛ぶもの、つまり軽量物には、プラスチック、紙くず、繊維くず、木くずなどが該当します。これらはカロリーを持っているため、燃料の代わりとなります。
逆に、風で飛ばないものには、金属、がれき、ガラスなどが主となります。これらの重量物はさらに選別する事により再利用することができます。
つまり、軽量物と重量物の選別を行うことで、それぞれを有効利用できるようになります。風力選別機はその選別を自動で行うことが出来る機械です。

風力選別機は、「吹付け式風力選別機」と「吸込み式風力選別機」の2種類があります。
それぞれの特徴として、
吹付け式風力選別機は、吸込み式と比較して、処理量は大きくなりますが、選別精度が劣ります。
必要処理量の多いお客様での採用が多く、吹付け式風力選別機でおおよそ選別を行い、その後、光学センサーやふるい、磁力選別機、手選別を行うケースが多いです。
吸込み式風力選別機は、吹付け式と比較して、選別精度は優れていますが処理量が少なくなります。
焼却用、埋め立て用に分ける選別であれば、処理後手を掛ける必要が無いほどの選別精度が出せますが、処理量が多くないため、ふるい処理のアンダー品用など、選別フローの一部に採用されることが多いです。

風力選別機を見極めるポイント

風力選別機の価値は、選別精度と処理能力で決まります。

選別精度とは
世の中の風力選別装置には選別精度の低いものから高いものまで様々存在します。
酷いものは、装置の中で乱気流が発生し、重量物の側に薄い軟質プラシートが排出されるなど、全く選別出来ていないものまで存在します。
精度の高い風力選別機とは、比重の軽いものから重いものを並べた時に、ここで分けたいというポイントに合わせて風力などを調節し希望の選別ができる選別機の事です。
ただし、完璧に選別できる風力選別機はこの世に存在していませんので、大事なポイントは、その後の処理目的に合う選別精度が維持できているか、手間がどれだけ減らせそうかが大事なポイントです。

処理能力とは
言葉の通りどれだけの量の材料を通せるかです。
機械に選別処理をさせる事で経費を抑える事に繋がり、処理できる量が多いほど単純に価値が高いと言えます。
ただ、風力選別機はそのほとんどの機械が、材料を通し過ぎると選別精度が落ちてしまう傾向にあります。
大事なことは、希望の選別精度を維持する前提で、どのくらいの量を流せるかがポイントとなります。

≪予備知識≫

風力選別機を使用するには材料のサイズを事前に揃える工程が必要です。
例えば、直径5mmの石と、直径50mmの木くずがあったと考えてみます。
どんなに選別精度の高い装置であっても、風力の調整を上げていくと、先に飛び始めるのは比重の重いはずの石です。
これでは比重の重いものと軽いものに分けたいはずの選別が成り立ちません。

これは、風力選別というのは、材料の表面に対して風を当て飛ばす方式によるものである以上避けられません。
つまり風力選別とは、比重で選別での選別ではなく、物の重量と風が当たる面積の大きさによって、風の影響をどう受けるかで選別結果が決まります。

この法則を覆す風力選別装置は残念ながら、まだこの世に存在しません。
そこで重要になるのは、比重の軽い物を軽量物側で、比重の重い物を重量物側で回収するには、サイズを限定してあげる必要があります。
選別精度が低い装置は論外ですが、選別精度の高い装置であっても、1対5を超えて比重ごとに分ける事は不可能です。
下限と上限のサイズの範囲を、1mm~5mm、50mm~250mm等の様に、ふるいなどで事前に1対5の範囲に限定する事が、風力選別において必ず必要な工程です。

弊社で扱う風力選別装置はどれも選別精度が高く1対5の法則で運用できますが、選別精度の低い装置は1対4や1対3などの狭い範囲でしか比重選別が出来ない機種もありますので注意が必要です。

Nihot社とは

1945年に設立されたNihot社は、小型木材炉用のエアダクトの製造から事業を開始しました。その後、1980年代にリサイクル事業に専念することを決定するまで、いくつかの産業で事業を展開し、年月とともに変化してきました。
今日まで約80年近く、風を研究し続けてきた企業であり、現在も、廃棄物・リサイクル業界への空気技術の世界的なリーディングカンパニーです。
長い年月をかけて風の研究と向き合ってきた歴史もあり、Nihot社製風力選別機の選別精度は大変高く、世界に向けて販売数を伸ばしています。

→Nihot社のホームページ

Nihot社の風力選別機 SDS SDiとは

Nihot社の風力選別機は、吹付け式です。したがって、処理量がかなり大きく、他の製品と比較しても、比較にならないほどの時間処理量になっています。

→処理量の表示

加えてこの風力選別機は、Nihot社の卓越したエアー技術により、大量処理ながらも高い選別精度を誇る、価値の高い装置に仕上がっています。
また、サイズの大きな材料、重量物もしくは軽量物の比率が極端に偏っている材料、高湿性の材料など、選別が困難とされる材料にも対応している装置です。

つまり、従来の「吹付け式風力選別機は精度が劣る」という常識を覆す風力選別機がNihot社の風力選別機 SDSとSDiなのです。

SDS

SDi

多種多様な材料の選別にも対応可能

Nihot社の風力選別機は、多種多様な材料選別も可能です。

具体的には、以下のような様々な材料の選別が可能となります。

・産業廃棄物
・建設廃棄物
・自動車・家電のシュレッダーダスト
・包装ごみ
・バイオマス
・堆肥
・ガラス
・焼却灰

もし、将来的に投入するものが変わってしまっても、風量を調整するだけで対応できるでしょう。

皆さんご存知かと思いますが、投入物の組成が変わることは多々あります。
実際に建設に使用される材料は過去から遡るとかなり変わってきています。

先の見通しがつきにくい現代だからこそ、あらゆる可能性を踏まえた備えが必要です。

エネルギー消費の低減化

材料を大容量かつ高精度に選別することができるため、電力時間あたりの処理量が大変高く、エネルギー効率が良いです。

Nihot社の独自技術により、ファンでエアーを再循環させます。
エアーの70%を再利用することで、エネルギーの消費量を最小限に抑える特殊設計です。

風力選別機導入事例

新工場稼働に際して、Nihot社風力選別機を含むプラントを導入させていただきました。
今までよりも処理能力が格段に上がり、少人数でプラントを稼働させられるようになったと喜びの声も頂いております。

事業系廃棄物の処理を目的とした新工場が完成。少人数での稼働&大容量処理を実現。

燃料化のプラント(フラフ、PRF)に利用されることが多いNihot社の風力選別機。
一台で大容量処理が実現できるため、処理量の小さな風力選別機を二台設置するよりも、工場内を占める体積が小さくなり、工場自体の面積も小さく収めることができます。
それによって、かかるコストも小さくなり、喜ばれる企業様もおられます。

Nihot社風力選別機 SDS SDiをより詳しく知る方法

カタログ

カタログでは、風力選別機 SDS SDiの詳細な説明を記載しております。サイズや処理性能を詳しく知りたい方はぜひ、資料請求からお求めください。

YouTube動画

YouTubeでは、風力選別機 SDS SDiを実際に使用している現場を紹介しております。
選別する材料も木くず、ガラス、ミックスメタル、混合廃棄物、焼却灰など様々ございますので、お客様が検討しているものをお探しください。

木くず選別の映像

混合廃棄物選別の映像

デモセンター

実際に弊社では、よりフラフ燃料製造に適した機種であるSDXを見ることができます。サンプルをいただければ実際にテストすることも可能です。風力選別機をご検討の際はお声がけください。

まとめ

風力選別機とは、風の力で材料を軽量物と重量物に分ける機械です。
風力選別機には、吹付け式と吸込み式の2種類がありますが、吹付け式は処理量が多いものの、選別精度が低いという特徴があります。

しかし、世界中に750台の販売実績を誇るNihot社の卓越したエアー技術により、サイズの大きな材料、重量物もしくは軽量物の比率が高い材料、高湿性の材料などの、選別が困難とされる材料にも対応することが可能な吹付け式の風力選別機ができました。
それが、風力選別機 SDS、SDiというわけです。
デモ機もご用意していますので、その真偽のほどその目で確かめてみてはいかがでしょうか。

この記事を読んで、Nihot社風力選別機 SDS、SDiについてより詳細な情報が欲しいという方はぜひ、ご連絡をお願いいたします。

お客様の状況に最適なご提案をさせていただきます。

製品の詳細については
こちらからお問い合わせください。