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2024.6.24

オランダNihot社の営業マンが来日。Nihot社はなぜ成長できるのかや世界的な市況についてお伝えいたします。

コラム

オランダの風力選別機製造メーカーNihot社の営業マンから、Nihot社の現在や世界の市況についてお聞きいたしました。

Nihot社とは

創業から現在まで約80年近く、空気力学を研究し続けてきた企業です。
その知識を生かし高性能な風力選別機を世に送り出し、現在ではその技術が世界のユーザーに求められ、売上を伸ばし続けている、風力選別機の世界的なリーディングカンパニーです。

これほどまでに長い年月をかけて風の研究と向き合ってきた歴史は伊達ではなく、生み出す装置は他のメーカーでは再現できない選別精度や処理量を誇り、導入したお客様の利益につながる方向に焦点を絞り開発を推し進めています。

オランダからNihot社の営業マンが来日

2024年1月、オランダの風力選別機製造メーカーNihot社のアジアブロックの営業マンが日本に訪れました。
来日の主な目的は、すでに納入済みのお客様の所へ訪問し、装置が正常に稼働しているか、さらに選別精度を上げる余地があるか、技術的にサポートできる困り事がないかをチェックする表敬訪問でした。
一通り表敬訪問を済ませた後は、リョーシンへ来社頂き打合せをする機会がありました。
その打合せの内容が、大変興味深く密度の高い情報交換が出来ましたので、今回のレポートにまとめてみました。

今後の日本市場の動向など、密度の高い打合せが展開されました。
本日は最新レポートとして、Nihot社営業マンからお聞きした、Nihotがなぜ選ばれるのかという理由と、世界的な市況についてご説明いたします。

Nihotが世界の市況を席巻

風力選別装置を作成しているメーカーは、世界中に多く存在しますが、実は自国以外に販売できているメーカーは非常に少ないのです。
世界へ販売するという事は、輸送費も掛かり、メンテナンス時には物理的な距離も出来る為、ハードルが上がりますが、それを押しても選ばれる優位性が求められるためです。
Nihot社の風力選別機は世界でも有数の能力を誇り、世界のユーザーにその技術が認められている数少ないメーカで、リョーシンとしても自信をもってお客様にご提案をしています。

→Nihot社ホームページ

2023年度には世界で115台を売り上げる

Nihotの営業マンへ2023年度の実績をお聞きしたところ、驚きの返答が帰ってきました。
2023年度で115台を売り上げていたのです。
そして、その販売先は40カ国以上にまで登るとのこと。
3日に1台が売れるほど世界でのニーズが高まっている事実は、Nihotの装置が他のどの装置よりも優位性があり、より利益に貢献できる事の証明となっています。

空気の流れを研究し続けた80年

なぜここまで多くの国や地域から選ばれるのか聞いてみました。
すると返ってきたのは、「今までの歴史の積み重ね」というシンプルな答えでした。

Nihot社は、過去80年間で800台、2023年に115台の販売数という実績からも読み取れるように、現在は世界市場で活躍する一流メーカーですが、下積みの歴史が長く大変苦労してきたメーカーです。
そんなメーカーだからこそ、より詳細にお客様の要望を満たし、お客様の利益追求する姿勢が培われ、真にお客様が満足できる装置を開発できたという事だと思います。

搬送から選別へ

1945年に設立されたNihot社は、小型木材炉用のエアダクト搬送装置の製造から事業を開始しました。
その後、培った空気力学を基に1980年代にリサイクル事業に専念することを決定し、風力選別機を生み出しました。
空気の力を使って、物質を搬送する技術から、選別する技術に舵を切ったわけです。

2008年には、Nihot社の看板商品となるSDSとSDiが生まれました。
開発当時は現行の装置とは設計も見た目も大きく違うもので、当時は売れ行きも順風満帆とは行きませんでした。
販売努力を続け、販売が軌道に乗ってきた2018年には、もう一つの主力製品となるSDxの開発に漕ぎつけました。
ユーザーが増えてきたこともあり、よりお客様が望む事、お客様の利益につながる開発を推し進め、改良を重ね続けました。
『SDS、SDi、SDx』の3機種は現在でも改良を続けている途中ですが、現時点ですでに多くのユーザーにその技術力を認められ、世界に販売できる主力製品となっています。

世界へ事業を展開

その技術が卓越して来た頃、他国のユーザーからもオーダーを頂けるようになってきました。
世界市場へ事業を展開させるため、Nihot社は世界中に代理店をもち販売数を加速させました。
今では約40か国に販売実績があり、そして今現在進行中で販路を拡大し続けています。

世界市場に売るための大きなハードルに、メンテナンスをどうするかという問題があります。
Nihot社は世界中で使用してもらえるように、できる限り機械をシンプルな構造に設計し、お客様が自ら修理対応を可能にする工夫をすると同時に、リョーシンの様な代理店に対しメンテナンスレクチャーをする事で、スピーディな対応を実現しました。

アジアでもNihotニーズが高まる

2023年度の売上台数は115台とご紹介しましたが、実はそのうちアジアで55台の売上があったそうです。
多くは日本と韓国が占めているようで、東南アジアの市場はこれから盛り上がってくるとのこと。
リサイクル業は経済活動の盛り上がりに併せてニーズが高まるものです、インドネシアやタイなどの国々でも今後ますますニーズは高まってくるのでしょう。

まとめ

今回、Nihot社の営業マンとお話するという貴重なお時間をいただき、改めてNihot社が世界中で選ばれている理由やアジアでのリサイクル市場の高まりについて理解を深めることができました。

今後も、このようにリサイクル、中間処理に関する最新情報をわかりやすくレポートにしていければと考えております。
ぜひまたご覧ください。