産業廃棄物の収集運搬から中間処理、安定型最終処分場など手掛けるフタマタ開発(鹿児島市、二俣剛社長)は、「ウラコー95DK(リョーシン製)」を導入、試験稼働を経て本格的に稼働を開始した。持ち込まれた廃プラスチック類等を破砕。埋立処分の基準を順守し、同社が保有する安定型処分場の延命化の一環として、同機を導入した。
同機は、排ガス規制に対応した770馬力の強力なディーゼルエンジンを搭載。自動調整式油圧駆動システムを二つ採り入れたことで、大量の廃棄物を効率的に処理できるといった特長を持つ。
廃棄物の種類を問わず、これまでの破砕処理でかかっていた時間を大幅に短縮することが可能としている。またエンジンと油圧システムの組み合わせにより機械の長寿命化につなげ、メンテナンス性とランニングコストを低く抑えることも大きな特長となっている。
その他、軟弱地盤や最終処分場でも自走が可能な上、稼働時は固定され安定した破砕ができるのも強みだ。
同社は1992年10月、安定型最終処分場を開設、事業を始めた。その後、2001年1月に、がれきの中間処理を開始。2004年10月には新たにガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず、紙くず、木くずの中間処理もスタートした。同時に、焼却施設も設置し、木くず(焼却)や紙くず、繊維くずの受け入れを始めた。
がれき類や木くずの破砕施設を設置し、最終処分場の運営だけにとどまらず、資源リサイクルにも力を入れ、環境に配慮した事業に取り組み始めた。
2011年には、最終処分場を増設。その5年後、処分場を新設するなど着実に事業を拡大してきている。解体工事業許可も取得していることで、解体から中間処理、最終処分まで一貫して仕事を担うことができるのが最大の強みだ。
人材育成にも力を注ぐ。「SDGs 持続可能な開発目標」をテーマに、積極的に若手を登用している。二俣剛社長は、「若手社員にチャンスを与えることで充実感を得て、仕事が楽しいと感じてくれている。成長著しく嬉しく思っている。また、雇用環境を改善するなど、これからも攻めの経営をしていく」と話す。
(※循環経済新聞2月14日号より抜粋)
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