リョーシン本社(富山市)に新たなデモセンター2棟が完成しました。
ここでは、世界でも最先端の技術を有する装置を集め、コンベアで連結することで、実際のプラントのように一連の流れで稼働させることが可能です。
お客様には普段の業務で処理されている材料をそのまま持ち込んでいただき、デモプラントへ投入していただくことで、破砕後の仕上がりサイズや選別の精度、選別後の組成に至るまで直にご確認いただくことができます。また検討や交渉用のサンプルがそのまま得られます。
事業計画に沿った成果が得られるかを直接確かめられますので、より確信をもって設備投資の計画を進められます。
最新設備が集結したデモセンターの中身とは
新しいデモセンターでは、最新の設備を駆使してさまざまなテストが可能です。
プラント1 では、燃料製造プラントや建設系廃棄物など、さまざまな素材を対象にした破砕選別ラインのテストを実施できます。
各種機器は、お客様で取り扱う材料に合わせ設定を調整することができます。
破砕粒度や処理能力、また選別精度など材料に合わせ調整ができますので、ご希望の結果が得られるまで一緒にご確認いただき設定調整を行います。
設定が決まりましたら一連の流れで材料を流し、材料の分析をすることができます。
プラント2 では、光学式選別機やAI選別機を使用した自動選別のテストが可能です。
最新技術を活用し、素材の効率的な選別を行い、実際の運用に近い形で確認できます。
またコンベヤでループ状にプラントが組まれていますので、少ない材料サンプルでも疑似的に連続稼働を再現できます。
調整が重要な機械ですので、疑似連続運転の中で変化を確認しながら調整を行う事で、材料に合わせた最適な設定を導き出すことができます。
デモプラントに採用されている世界最先端技術を次にご紹介いたします。
プラント1のご紹介
PLANT1の破砕選別ライン
SSIの二軸せん断式破砕機
フォレックの粗破砕機
ビンダーのビビテックスクリーン
NihotのSDX1000
リンドナーのコメット2200
TAPO600セパレーター
移動式破砕機(ウラコー75)
プラント2のご紹介
AI選別ロボットBenkei・Musashi
トムラの光学式選別機
ビンダーのクラリティ(光学式選別機)
旧デモセンターとの違い
新しいデモセンターは、2棟合わせて延べ2000平方メートルの広さを確保しており、規模や面積が大幅に拡大しました。
この広さにより、旧デモセンターでは諦めていたお客様が希望する処理能力をデモプラントでそのまま再現できる様になりました。
コンベヤをはじめそれぞれの設備が最大限の能力を発揮できるようになりましたので、より多様なテストが可能になりました。
旧デモセンターでは投入できる廃棄物の量に制限がありましたが、広さの向上により小型機種を大型に、コンベヤの角度を調整し搬送量を適正にするなどをして、お客様が希望する廃棄物の処理量をそのまま投入できるように変更しました。
実はこれが非常に重要な事で、特に風力選別やふるい光学式選別装置などの選別装置は投入する量が少ないと、選別精度の悪い装置でもきれいに選別できてしまい、逆に投入量が多すぎると選別精度の非常に高い機械でもうまく選別できないという特性があり、選別機械にはそれぞれ適正投入量が決まっています。
希望する処理能力の違いによって適切な機器が違う中で、デモプラントへ投入制限を掛けながら希望の処理能力以下の量を投入しても何の意味もないテストとなってしまいます。
新デモセンターではようやくこの悩みが解消されました。
お客様が求める処理能力をそのままデモセンターでテストすることができます。
これにより、事業計画通りの処理能力が得られるか、処理能力を達成しつつ選別精度を希望通り維持できるか、実際に確認できるようになりました。
リョーシンのこれから
リョーシンは、世界の最先端技術にこだわり、お客様のニーズに最適な製品を探求し続け、お客様へお届けすることを使命としています。
世界に売れ続ける最先端技術は、採算性や処理精度、リスクマネジメントなど経営の視点で突出した利点が必ず存在します。
その最先端たる理由を利用し、より高度なリサイクルプラントを構築することができます。
各機器をご検討の際には、是非一度デモセンターで世界最先端技術に触れ、検討の一端に入れていただければ幸いです。
お客様に最適な提案を行うため、事業計画をしっかりとサポートさせていただきます。
どんなご質問でもお気軽にお問い合わせください。お客様の課題に最適な解決策を提供できるよう、全力でお手伝いさせていただきます。