風力選別装置ZCUで解体系ミンチ材の高精度選別を実現し、利益率アップに貢献。
NO.13
「風力選別装置ZCU」
埼玉県八潮市 O社
O社様は、資源循環型社会の構築を目指す企業として1981年に創業され、産業廃棄物の収集運搬から中間処理・リサイクルまで一貫して行われています。
リサイクル率の向上と処理費用の軽減が実現
既存ラインのトロンメルで40mm以下にふるわれた材料は、精選ふるい機に掛けられさらに6mm以下に砂状物としてふるわれます。従来管理型処分場しか出来なかった解体系の砂交じりミンチ材から、安定型処分と焼却処理用に持ち込める材料を半自動的に抽出し、リサイクル率の向上と処理費用の軽減を目的として、平成30年3月に埼玉県の八潮中間処理施設に「精選ふるい装置」と「風力選別機ZCU」をご採用されました。
オーバー側の6~40mmの材料は高精度風力選別ZCUを用いて、がれき類・ガラス陶磁器・金属等の重量物と、木屑・プラ等の軽量物に自動的に選別されます。施設に運び込まれる廃棄物は、日によって材料が異なり、雨天時には材料の比重が変化しますが、細やかに現場を確認し風量を調整することでその対応を可能としています。
O社様では、さらに精選機や手選別等を適所に配置し、希少金属の回収やリサイクル出来る骨材をさらに回収する事で、リサイクル率の向上と利益率向上を同時に達成する事が出来ました。
ラインの選別精度を向上させることで、お客様の難しい要望や、排出先へのマッチング、ライン能力の効率化、現場作業の効率化等多岐にわたり相乗効果が見込まれるラインに仕上がりました。一部として導入頂いたZCUに対してもお褒めの声をいただいており、リョーシン一同大変喜んでおります。